マージンコールとロスカット

マージンコールとロスカット

FXには、損失が大きくなることを防いでくれるシステムがあります。
それは、マージンコールとロスカットです。

 

 

 

マージンコールとは、損失額が一定額に至った場合に、「証拠が不足しているので、現在の取引を維持することはできませんよ!」という通知のことです。
そしてロスカットとは、損失額が一定額に至った場合に行われる強制決済のことです。
このマージンコールとロスカットというシステムがあるおかげで、たとえば相場が急変して損失が大きくなってしまった場合でも、その損失額が限度を超えることを防止できるわけです。
とてもありがたいシステムですね。

 

 

 

マージンコールの例

ところで、このマージンコールは、どれぐらいで発生するのでしょうか。
FX業者により違いはありますが、おおよそ維持率が50%を割り込んだ場合に、マージンコールが発生します。
たとえば、10万円の資金を預け入れていたとします。
保証金10万円を用意し、ドルが100円の時に1万ドルの買いポジションを保有。
その後、1ドルが94円90銭までドル安となったとします。
すると、51000円のマイナスが発生し、預入資金100000円−51000円=49000円。
この49000円を保証金10万円で割ると、維持率49%という数字が出てきます。
マージンコールが発生するあたりですね。

 

 

 

ロスカットの設定

また、ロスカットについては、自分で設定することができます。
50%から20%ぐらいの間で設定する場合が多いです。
これは、個人の投資スタイルによって様々ですね。
ロスカットは大きな損失にならないために便利なシステムではありますが、そもそもロスカットにかからないように相場の動きに気をつけてFXをしていきたいですね。

 

 

 


 
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